看護師のためのトラブルと法的知識

学生と個人情報保護(卒業アルバム)

看護学校で、卒業生に学校名や回生・式典の集合写真を載せた

卒業アルバムを渡しているところは多いです。

 

卒業アルバムを渡すのは、学校指針として作成しているため、
今まで学生には内容を具体的に説明していません。

 

入学案内に、アルバム費として金額を記し、
学生に分割納入してもらっていますが、
これは法的に問題になるのでしょうか。

 

個人名は載せていませんが、写真は個人情報になるのでしょうか。

写真も個人情報となり、事前の手続きが必要になります。

 

@ アルバムと個人情報

 

アルバムや同窓会名簿は、近年、ネットオークションに出品されるほどです。

 

しばしばプライバシー侵害が問題になる等しています。

 

誰が費用を負担したのかは、結論に肺影響せず、
アルバムに掲載されている写真は、
個人情報についての法の定義からすると個人情報に該当します。

 

仮に写真だけでは特定することができなくても、
学校名、学年、クラス等から容易に個人を特定することができる
可能性は大いにあります。

 

A アルバム作成と個人情報保護

 

アルバムを作成するということは、以下の内容が当然に予定されています。

 

ですから、あらかじめ公表する、事前に承諾を得る等の必要があると、
個人情報保護法18条によって定められています。

 

1) 作成に際して個人情報を収集する。
  (写真以外に、氏名、学籍番号等を求めることもある。)

 

2) 作成する過程でそれらをアルバム作成業者に提供する。
  (第三者提供。)

 

3) 本人だけでなく保護者等に送ったり、学校に寄贈したりする。
  (第三者提供。)

 

 *個人情報保護法18条

 

  個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、
 あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、
 速やかにその利用目的を本人に通知し、又は公表しなければならない。